味を感知するメカニズム
味覚情報はどのように伝達されるのでしょうか。
舌には味を感受する「味蕾」(みらい)という花の蕾に似た組織があります。
これは顕微鏡で見えるほどの大きさ(約50ミクロン)で、舌と上顎の奥に多いものです。
その数は人によって異なり、またいくつかの説もあるようですが、通常4000~000千個、平均して約5000個とみられています。
ところで、舌には味覚の地図があり、「舌の先は甘味、縁は酸味、奥は苦味、塩味は全体で感じる」と、学んだ人も多いのではないでしょうか。
私もその1人ですが、実感とその「地図」が合致していないような気がしていました。
この点に関して、日本で初めて日本大学医学部付属病院・耳鼻咽喉科に「味覚外来」を開設した冨田氏は、舌の部位により四基本味覚の感受性に差があるとする「舌の味覚地図」を否定しました。